2011年の独立後、内戦に突入した南スーダン。

2016年、PKOに派遣された自衛隊の宿営地に戦闘が迫り、日本でも大きく報道されました。

しかし、その紛争と石油資源とのかかわりは、あまり知られていません。

石油会社の資金援助を受けた武装勢力が住民を追い出し、開発された油田。

その後、紛争で採掘が止まり、放置された廃棄物が環境を汚染しました。

採掘が再開されると、こんどは洪水によって汚染物質が広い地域に拡散しました。

村々では流産、出生時欠損の異常な増加がみられるようになります。

JVCスタッフは今年4月に南スーダンを訪問し、現地で人権や環境問題に取り組む市民団体と一緒に現地調査を行いました。

環境汚染、紛争、洪水のなかで人びとはどのように生きてきたのか。なぜ対策が取られないのか。

資源開発がもたらす問題を考えます。

 

<出演>

堀潤(ジャーナリスト)

橋口佑太(JVC東京事務所海外事業グループ)

今井高樹(JVC代表理事)