戦争のように国際的な注目を集める危機がある一方で、静かに、しかし急速に進む危機があります。
豊かな自然が比較的に残る東南アジアの内陸国ラオス。
人びとは森や川からの恵みに依拠して暮らしてきましたが、いま、そうした生活が脅かされています。
企業が経営するプランテーションや村人自身による換金作物栽培の増加によって森林は減少。
河川でも、上流のダム開発や違法漁業によって魚影が減ったと村人は語ります。
JVCは、森や川などの共有資源を開発の影響から守り、持続的な利用をするための仕組みづくりや研修を村人と進めてきました。
2年前の月刊JVCで報告して以降の、村に起きた変化を追います。

<出演>
山室良平(JVCラオス事務所現地代表)
今井高樹(JVC代表理事)
堀潤(ジャーナリスト)